タイトル | 著者・編者 | 出版社 |
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初めての富士山 | 大山行男 | 小学館 |
富士よ われらの | 白旗史朗 | 朝日新聞社 |
自然の色と形 | 前田真三 | 〃 |
風のような物語 | 星野道夫 | 小学館 |
星野道夫の仕事 全4巻 | 〃 | 朝日新聞社 |
南極大陸 | 白川義員 | - |
世界百名山 | 〃 | - |
世界百名爆 | 〃 | - |
日本の自然 天、山、森、水、大地、海 |
PPS通信社 | クレオ |
日本の国立公園・国定公園 上・下 | 森田敏隆 | 〃 |
空の名前 | 高橋健司 | 光琳社出版 |
宙の名前 | 林完次 | 〃 |
森林美 | 石橋睦美 | 平凡社 |
日本の森 | 〃 | 新潮社 |
美しき信州 | - | 信濃毎日新聞社 |
自然美への賛歌 小暮真望版画作品第二集 |
小暮真望 | - |
奄美に描く 田中一村 | - | 田中一村記念美術館 |
- | - | - |
ニッポンの猫 | 岩合光昭 岩合日出子 | 新潮文庫 |
ニッポンの犬 | 〃 | 〃 |
海ちゃん ある猫の物語 | 〃 | 〃 |
ネコさまとぼく | 〃 | 〃 |
- | - | - |
四季 日本の風景 | - | 日本カメラ社 |
富士山 | 飯島志津夫 | 〃 |
富士山の四季 | 〃 | 〃 |
四季百景 | 前田真三 | 〃 |
四季山水 | 〃 | 〃 |
四季彩歳 | 〃 | 〃 |
京洛和歌 | 山本建三 | 〃 |
信州安曇野 | 〃 | 〃 |
大和路紀行 | 藤田浩 | 〃 |
北辺光彩 | 関口哲也 | 〃 |
自然風貌 | 竹内敏信 | 〃 |
ふるさと | 薗部澄 | 〃 |
ハイビジョン版 四季の丘 | 前田真三 | 朝日新聞社 |
A TREE , A BLADE OF GRASS | 〃 | - |
- | - | - |
素晴らしい自然を写す | 竹内敏信 | 朝日新聞社 |
日本を撮る | 〃 | 〃 |
富士山の四季を撮る | 紅陽会 | 講談社 |
日本の四季を撮る | 月桂冠広報室 | 〃 |
カメラ技法入門 | NHK趣味講座 | 日本放送出版協会 |
風景写真講座 | アサヒカメラ | 朝日新聞社 |
写真なんでもQ&A | - | 日本カメラ社 |
写真なんでもQ&A 2 | - | 〃 |
写真なんでもQ&A 3 | - | 〃 |
風景写真の完成 | - | 〃 |
風景写真なんでも百科 | - | 〃 |
風景を写す(中型カメラ編) | - | 〃 |
富士とその周辺 | - | 〃 |
富士を写す | - | 〃 |
風景写真なんでもQ&A | - | 〃 |
初心者のための写真入門 | - | 〃 |
1000万人の写真術 5 自然を写す |
- | 集英社 |
風景写真術 | CAPA | 学習研究社 |
風景写真術 2 | 〃 | 〃 |
風景写真の上達 | 〃 | 〃 |
四季の撮影術 | 四季の写真 | 〃 |
四季の撮影術2 | 〃 | 〃 |
- | - | - |
名作写真館 白川義員 世界百名山 |
- | 小学館 |
名作写真館 三好和義 南国の楽園 |
- | 〃 |
名作写真館 星野道夫 アラスカ |
- | 〃 |
名作写真館 土門拳 古寺巡礼 |
- | 〃 |
名作写真館 大山行男 富士三十六景 |
- | 〃 |
- | - | - |
OUR NATIONAL PARKS | ANSEL ADAMS | 宝島社 |
PHOTOGRAPHY FIELD GUIDE | PETER K. BURIAN | NATIONAL GEOGRAPHIC |
ナショナルジオグラフィック 傑作写真ベスト100 |
- | 〃 |
地球家族 | ピーター・メンツェル 他 | TOTO出版 |
THE EARTH | - | CUBE BOOK |
かけがえのない地球 365日空の旅 |
ヤン・アルテュス - ベルトラン | PIE BOOKS |
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色の名前 | 福田邦夫 | 主婦の友社 |
和の色手帖 | 石田純子 | グラフィック社 |
日本の伝統色 | 長崎盛輝 | 青幻舎 |
かさねの色目 | 〃 | 〃 |
色の風景 III ふるさと | 野呂希一 | 青菁社 |
色の秘密 | 野村順一 | 文藝春秋 |
誕生色事典 | 〃 | 〃 |
色の暗号 | 泉智子 | 大和書房 |
- | - | - |
ドン!と花火だ | 武藤輝彦 | 三空出版 |
日本の花火 | 小野里公成 | ちくま新書 |
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やきもの | 野寺文雄 | 西東社 |
伝統工芸品の本 | 伝統的工芸品産業振興協会 | 同友館 |
伝統的工芸品への招待 | 〃 | 大蔵省印刷局 |
新 やきもの読本 | - | - |
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スポーツサイクリング教書 | 今井千束 | アテネ書房 |
自転車メンテナンス・ブック | 新田真志 | 〃 |
自転車用語ハンドブック | グループ木馬 | 〃 |
自転車パスハンティング | 薛雅春 | 〃 |
自転車キャンピング | 一條裕子 | 〃 |
自転車ターボブック2 | - | ナツメ社 |
自転車漂流講座 | のぐちやすお | 山海堂 |
海外ツーリング完全ガイド | 賀曽利隆 | イースト・プレス |
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ヤマケイ登山学校 山で着る・使う |
今井崇博・西原彰一 | 山と渓谷社 |
ヤマケイ登山学校 春山 |
酒井国光 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 夏山 |
野村仁 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 秋山 |
福島功夫 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 冬山 |
近藤和美 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 沢登り |
若林岩雄 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 山の気象学 |
城所邦夫 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 山の地図と地形 |
田代博・藤本一美 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 山のトラブル対処法 |
北田紘一 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 アルパインクライミング |
保科雅則 | 〃 |
ヤマケイ登山学校 氷雪テクニック |
木本哲 | 〃 |
散歩の気分で山歩き | 平野恵理子 | 〃 |
ネイチャースキー | 橋谷晃 | 山海堂 |
野外のファーストエイド術 | 悳秀彦 | 地球丸 |
すでに没後20年以上を経過したというものの、
その人気はますます広がっていくかのように思えます。
写真もそうですが、その背景にあるものの見方と人間性に、
何より心魅かれる作家であると言えましょう。
これからもより多くの人に、その想いが伝わることを願いたいです。
この写真集は長野五輪を記念して発行されたと記憶しています。
被写体は、もちろん長野県各地の風景がその主役ですが、
大きい県だけあって、各ページの随所に「日本らしさ」が写っています。
そういう点では、これは日本の美しさをまだ見ぬ人に伝えるのに、
最適な写真集なのかもしれません。
この作家の写真に対する情熱には、まさに命を削るような
凄みさえ感じます。そこから生まれる数々の映像は、
神々と対話できるものだけに撮れる世界という気がします。
これは写真展の図録ですが、高価な写真集に手が届かない者が
その世界に触れることのできる、せめてもの宝物です。
この作者はエンジニアから版画家の世界へ転身しただけあって、
その観察眼から生み出される作品には、時には写真以上のものが映ります。
ただ美しい風景を描くだけではない、細部へのこだわり。
自分の旅した土地を鮮やかに思い出させてくれる、そんな作品たちです。
晩年を奄美の風物を描くことでその生涯を終えた、田中一村。
亡くなってから評価されるようになった孤高の目線に映った風物たちは、
南西諸島に共通のものも多いだけに、その鋭い観察眼に
はっとさせられることが多くあります。
風景写真の第一人者、前田真三氏の写真集はたくさんありますが、
これはドイツの出版社から発行されたものです。
同じ作者でも一度海外の手を通ることで、
またひと味違った雰囲気で鑑賞することができます。
この写真集にはさまざまな影響を受けました。
写真の技法もそうですが、自然風景に対する思い入れであったり、
祖国に対する愛着とか思想的なことも含めて。
アメリカの国立公園への憧れと同時に、自分の国「日本」を
もっと見つめなおそうという想いにつながった一冊です。
きっと、それぞれの立場の人が、それぞれの想いで見つめる、
そんな写真集だと思います。続編も出ていますが、
最初にこれを見たときの印象を超えることはありません。
企画のおもしろさだけではない、もっといろいろなことを
語りかけてくれる、そんな1枚1枚の写真たちです。
地球という星は、実に様々な「顔」や「表情」を
持っているんだなあと、当たり前のことに気づかせ、
そして感動させてくれる写真集です。
他にも、シリーズでいろいろなタイトルが出版されています。
伝統色というのは、日本だけでなく海外にもあるようですが、
あらためて見つめてみると、その色の繊細さだけでなく、
名前に使われる言葉の美しさや、観察力の豊かさに感心するばかりです。
“色”という視点からも、日本の景観がしだいに変化してきていると感じるのは、
自分がそうした豊かさをすでに失っているからなのかもしれません。
日本の煙火技術は、世界で一番と言っても過言ではありません。
その美しい花火たちを、写真と共に様々な視点から解説してくれます。
打ち上げてしまえば決して残すことのできない玉たちは、
職人の作り出す一期一会の芸術の世界。
ビデオ映像では味わうことのできないあの感覚を楽しみに、
今年はどの大会へ足を運びましょうか。
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