State of Alaska
主にマツ科の樹からなる「タイガ」の森と、永久凍土「ツンドラ」で占められた、
寒冷でかつ乾燥した世界。
「デナリ国立公園」内の森林限界は1000m弱にしかならず、
平均樹高も15m ほどと、生き物にはたいへん厳しい環境。
人気の高いマッキンリー山の眺望は、6〜8月では各月とも
片手で数えるくらいしかお目にかかれない。アイルソンのビジターセンターでは、
壁に毎朝夕の眺望の様子が絵日記風に描かれていて、
観光客はこれを見て一喜一憂している。
寒さと強風に耐えるための工夫として、クッションのように集まったり、
セーターを着込むように毛をはやした植物がたくさん見られる。
広大な土地を一面に覆う低木はベリーの仲間で、
たくさんの実は多くの野生動物の栄養源となる。
夏の最盛期には20時間以上の日照があり、
短い夏しかない生き物たちの救いとなり、
同時に行動時間が多くて旅行者もまた助かる。
ブラウンベア、ムース、カリブー、ド−ルシ−プ、フォックス、リンクス、
ビーバー、マーモット、ソウゲンライチョウ、ハシグロアビなどを観察。
バックカントリーでは、死ぬほどの蚊・蚊・蚊・蚊・蚊・・・!!
現地の虫除け薬は有効性分が強すぎて恐いが、どんなに対策しても、
まずかなわないくらいの数がいる。
バスの中で身体の回りに来るヤツをたたいていたら、
足下が死体の山になり、これにまたげんなり・・・
両方とも手軽な大きさと価格で、フィールドに連れてゆくには
ぴったりのガイドブックです。
シリーズで、たくさんのタイトルが出ているので、
ついつい、いろいろ欲しくなってしまい困ります。
バックカントリーのためのガイドブック、というのも
なんだか奇妙な感じがしますが、こちらの国では当たり前のように
様々なガイドが出回ってます。
それを簡単に行けると勘違いすると、トラブルの元。
やはり、予習は必須です。
北米を旅行するなら、ネイティブアメリカンのことを
知っておいて損はありません。というか、知っておくべきです。
そんなに詳しくなる必要はないでしょうが、きっと旅の視点が変わると思います。
おそらくビジターセンター等で配布している、
野生動物について解説した冊子を一冊にまとめたものです。
ひとつひとつの項目が、簡潔にしかもしっかりとした内容で
書かれているため、読み応え十分のできです。
しかも、読んだそばからその動物に出会うチャンスが
当たりまえのように毎日あるというところが、
いかにもアラスカらしい気がします。
・「Official Map and Guide Denali」
・「Denali National Park and Preserve Backcountry Camping Guide」
・「Subsistence A Vital Connection to the Land」
・「Denali National Park and Preserve VISITOR'S GUIDE 'ALPENGLOW' 」
・「VISITOR'S GUIDE 'The FAIRWEATHER' 」
・「Cape Krusenstern National Monument」
・「Katmai」
・「Wrangell - St.Elias」
・「Lake Clark」
・「Glacier Bay」
・「Bering Land Bridge」
・「Gates of the Arctic」
・「Yukon - Charley Rivers」
・「Chugach State Park VISITOR'S GUIDE 'RIDGELINES' 」
・「Denali State Park」
・「Creamer's Field Migratory Waterfowl Refuge」
・Denali Foundation
・Denali Institute
・Alaska Natural History Association
・Alaska Geographic
Canada
世界で第2位の面積を持つ国。
国土は、ロッキー山脈などの西部山系、
乾燥した広大な草地の中央低地(グレート・プレーンズ)、
五大湖北部ハドソン湾沿いのカナダ楯状地、東部のアパラチア山脈、
そして北部は永久凍土のツンドラからなる。
国全体に湖の数が非常に多いことも特徴となっている。
森林は大平洋沿岸に温帯の多雨林、また人口の集中している南東地域では
国旗になっているサトウカエデ、オーク、ブナ、シナノキなど落葉樹からなり、
また緯度や標高の高い地域はトウヒ、マツ、カラマツ、モミ、ツガなどの
常緑針葉樹林のタイガという分布である。
ロッキー山中の国立公園エリアはキャンプ場などの施設の整備が行き届いていて、
夏場は世界中からの観光客で賑わう。
ジャスパーとバンフのふたつの町をつなぐ「アイスフィールド・パークウェイ」は、
点在する氷河の山々や湖をめぐる特に人気のコースで、
沿道のキャンプ場も夕方前にはいっぱいになってしまう。
自転車やモーターバイクのツーリストたちは、互いにサイトのシェアを日常的に
行なっていて、同じ趣味を持つ人と国際交流するにはたいへんよい機会となる。
キャンプ場は人間以外の動物もしばしば顔を出す環境にあり、
管理者のパークワ−デンからは、熊への対処に関する注意を特に受けることになる。
しかし熊はもちろん、蚊に対する覚悟も十分しておかないとひどい目にあう。
ハイキングルートは、短いもの長いもの、初級から上級まで様々な選択ができ、
ただ乗り物で通過してしまうより、そのうちのいくつかでも
自分で歩いてみることを強くお薦めする。
中部の大平原は、日本人の感覚では表現しようがないほど広い。
土地があるせいか、街のショッピングセンターもイヤというほど広い。
東部のケベック州はフランス語圏であり、
町の雰囲気も他の州と違ってしゃれた感じになる。
もちろん、英語は別の国へ入ったかのように一般の人には通じなくなるので要注意。
「赤毛のアン」の舞台となったプリンスエドワード島はたいへんきれいなところで、
自分が風景画の中に入ってしまったような気分を味わえる。
のんびりサイクリングをするのにも適している。
この国へは、自転車ツーリングが目的で訪れていたので、
山々を歩くなんて、初めのうちはさらさら思いもしなかったのですが、
この本を紹介されて読むうちに、すっかり楽しくなりました。
購入していなかったらきっと後悔していたなと、
今だから言える話しかもしれません。
カナダの風物を記録した大判の写真集です。
おみやげには少々重たかったのですが、
この国のスケールはこのサイズの写真でないと、
表現できないような気がします。
・「Mount Revelstoke & Glacier National Parks」
・「Banff・Jasper・Kootenay・Yoho National Parks」
・「DAY HIKES IN JASPER NATIONAL PARK」
・「Banff and Vicinity Drives and Walks」
・「The Icefields Parkway」
・「YOU are in Bear Country」
・「Provincial Parks of the Shuswap」
・「Provincial Parks of the Cariboo-Shuswap-Okanagan」
・「Provincial Parks of the Kootenays」
・「PEACE RIVER ALASKA HIGHWAY」
・「Algonquin Provincial Park」
・「Lake Superior Provincial Park」
・「ONTARIO PROVINCIAL PARKS」
United States of America
大きな国なので、都市部の開発は激しいが自然が残ったところもたくさんある。
本土太平洋側、西海岸沿いは海の影響で冬に温暖、降水が多いという気候で、
日本では落葉広葉樹林になるような標高でも、温帯性の針葉樹林が見られる。
人気の高い「ヨセミテ」や「セコイア&キングスキャニオン」などの国立公園では、
こうした「ビッグツリー(セコイアオスギ)」、ポンデローサパイン、
シュガーパイン、ダグラスファーなどによる森が多い。
いろいろな松ぼっくりを比べてみるのもおもしろい。
この国は世界で一番最初に国立公園制度を取り入れた国でもあり、
その管理システムは世界の国々の手本となってきた。
公園は自然だけでなく、文化・歴史的なものを含め全米で数百カ所もあり、
多くの場所でレンジャーによるビジター用プログラムが用意されていて、
どこへ行っても違った特徴があり、楽しめるよう工夫されている。
その中のひとつ、シアトル近郊の「オリンピック」で見られる
シトカトウヒやメープルの木にトラノオゴケ、イタチゴケが着生した
うっそうとした風景は、感動的であった。
それにしても、どこの国立公園も面積がたいへん広く、
日本国内の普通の旅行感覚ではとても回りきれない。
国鳥のハクトウワシ、ミサゴ、ブラックバード(ハゴロモガラス)、
カーディナル(ショウジョウコウカンチョウ)、
その他多数の鳥をウォッチングする。
世界で最初の国立公園「イエローストーン」では特に動物との出会いが多く、
ブラウンベア、ブラックベア、ムース、バイソン、エルク、コヨーテ、
プレーリードック、リス、マーモットなどなど、毎日楽しめた。
「ザイオン」、「グランドキャニオン」など、いわゆるコロラド台地にできた
大峡谷は、たいへんな乾燥地にある。
夏に歩くときは暑さ対策を相当しっかりしないと辛い。
日中の無理な行動は、本当に危険である。
この国へ行くなら、先住民であるネイティブアメリカンの文化にも
触れる機会はぜひあった方がいい。ある部族が得意とする「サンドアート」は、
どことなくユーモラスでお気に入りになった。
東部ワシントンD.C.にある「スミソニアン博物館」は、とにかく敷地も建物も
デカすぎて、とても数日では見学しきれない。しかも見学は全て無料というのは、
こどもたちに夢を与えてくれる気がして、とても素晴らしいと思う。
どちらのガイドも、ハンディサイズのわりには内容も充実していて、
フィールドで重宝すると思います。エリア別、分野別で
かなり多くのタイトル数があり、あれこれ目移りしてそれが悩みかも?
折りたたみ式で、価格もお手頃なガイドシート。
とにかく、そのタイトルのバリエーションの多さだけで驚いてしまいます。
U.S.A.以外の国も揃っていて、カラーのイラストも美しい。
「専門的なものはいらないけど、旅先でちょっと自然と触れ合いたい」
そんな気分にぴったりのシリーズ。
「FALCON GUIDE」の各シリーズは、主に白黒印刷の文字が主体の内容で、
カラー写真などをふんだんに使った他のガイドブックに比べると
地味な印象ですが、国立公園内にそれこそたくさんあるトレールを
細かく記載してあるので、これから歩くコースを事前に比較するには、
役立つつくりになっています。
米国の国立公園では、入場する際に園内の折りたたみ地図と、
フリーニュースペーパーをもらうことができ、
園内を回る情報としては、それだけでもかなり役立つものですが、
こうしたガイドブックを持っていれば、より強力な旅の相棒となることは
間違いありません。ナショナルジオグラフィックのものは、
お膝元になるので当然、作りにも力が入っています。
アラスカの項でも書きましたが、米国の中西部、
俗に「Indian Country」と呼ばれるエリアを旅する場合、
こうした書籍に目を通しておくのもいいかと思います。
サンド・ペインティングスは、みやげ物店でそれらしき物を知り、
それからこの本を読んで、ますます好きになりました。
国立公園管理局「National Park Service」が提供してくれる、
地図やパンフレットの充実度には目を見張ります。
また、最新情報はビジターセンターや季節ごとのニュースペーパーでも
手に入れることができ、ガイドブックは不要かと思うほど。
通常の観光からアクティブな遊びまで、自然や文化遺産を保護しつつ
多くの訪問者を満足させる、そのサービス精神には感心するしかありません。
現在ではこうした資料の大部分をインターネットで閲覧できるように
なっていますので、ありがたい時代になったと思うばかりです。
・「Official Map and Guide Sequoia and Kings Canyon」
・「SEQUOIA & KINGS CANYON NATIONAL PARKS Newspaper 'SPRING GUIDE 2002' 」
・「Trail Map and Guide Sequoia National Park 'LODGEPOLE' 」
・「Trail Map and Guide Sequoia National Park 'GIANT FOREST'」
・「Trail Map and Guide Sequoia National Park 'MINERAL KING'」
・「Trail Map and Guide Kings Canyon National Park 'GRANT GROVE'」
・「Trail Map and Guide Kings Canyon National Park 'CEDAR GROVE'」
・「Official Map and Guide Yosemite」
・「Yosemite Guide Newspaper 'SUMMER/FALL 2002' 」
・「YOSEMITE NATURE GUIDE」
・「Official Map and Guide Olympic」
・「Olympic National Park Newspaper 'Bugler' 」
・「The low-elevation forests」
・「The Coastal Clock」
・「Hoh Rain Forest」
・「Rain Forest」
・「Mora/La Push Area」
・「Kalaloch Area」
・「Lake Crescent Area」
・「Sol Duc Area」
・「Heart O'the Hills Area」
・「Hurricane Ridge」
・「Campgrounds」
・「Cougars」
・「Endangered and Threatened Species」
・「Kalaloch Areas to Explore」
・「Living with wildlife in WASHINGTON 'Cougars' , 'Black Bears' 」
・「NATIONAL PARK FOUNDATION OFFICIAL GUIDE 'MOUNT RAINIER & OLYMPIC'」
・「100 CAMPGROUNDS OLYMPIC PENINSULA」
・「Official Map and Guide Mount Rainier」
・「Mount Rainier National Park Newspaper 'The Tahoma News' 」
・「Official Map and Guide Yellowstone」
・「Official Newspaper of Yellowstone National Park 'Yellowstone Today Summer 2002'」
・「Fort Yellowstone Historic District Tour Guide」
・「Mammoth Hot Springs Trail Guide」
・「Norris Geyser Basin Trail Guide」
・「Canyon Area Trail Guide」
・「Old Faithful Area Trail Guide」
・「Fountain Paint Pot Area Trail Guide」
・「Mud Volcano Trail Guide」
・「West Thumb Geyser Basin Trail Guide」
・「Yellowstone National Park Dayhike Sampler」
・「NATIONAL PARK FOUNDATION OFFICIAL GUIDE 'YELLOWSTONE' 」
・「Official Map and Guide Grand Teton」
・「Grand Teton Backcountry Camping」
・「Grand Teton National Park Newspaper 'teewinot summer 2002'」
・「Grand Teton Day Hikes」
・「MAP , TRAIL GUIDE & INFORMATION FOR THE TRAILS INTO 'Taggart & Bradley Lakes' 」
・「Official Map and Guide Zion」
・「Zion Map & Guide」
・「Zion Backcountry Planner」
・「HIKING IN ZION NATIONAL PARK THE TRAILS」
・「ZION CANYON OVERLOOK TRAIL GUIDE」
・「ZION KOLOB CANYONS ROAD GUIDE」
・「ZION KOLOB MIDDLE FORK OF TAYLOR CREEK TRAIL GUIDE」
・「ZION NATIONAL PARK NATURE GUIDE」
・「Official Map and Guide Grand Canyon」
・「Grand Canyon National Park Newspaper 'The Guide' 」
・「Grand Canyon National Park Newspaper 'Trip Planner' 」
・「Grand Canyon National Park Newspaper 'Backcountry Trip Planner' 」
・「Official guide to Hiking the Grand Canyon」
・「GRAND STAIRCASE - ESCALANTE NATIONAL MONUMENT」
・「Official Map and Guide Pipe Spring」
・「Official Map and Guide National Trails System」
・「Official Map and Guide North Cascades」
・「Official Map and Guide Crater Lake」
・「Official Map and Guide White Sands」
・「Official Map and Guide Washington The Nation's Capital」
・「Official Map and Guide The White House」
・「Official Map and Guide Thomas Jefferson Memorial」
・「Official Map and Guide The Old Post Office Tower」
・「Official Map and Guide Jamestown」
地図に関しては、配色、情報量等によって、好みが分かれるかと思います。
米国でも当然、各種様々な地図が発行されていて、
なかなか選ぶのに困ってしまいます。
ガイドブック同様、ナショナルジオグラフィックのものは、
地元の強みでしっかりとした作り。地域や目的別に種類も豊富で、
旅のおみやげとしても良いのではないでしょうか。
また、TOM HARRISON のものは、西部を主とするハイキング用地形図です。
・「Map & Guide to 'Yosemite Valley' 」
・「Map & Guide to 'Tuolumne Meadows' 」
・「Map & Guide to 'Wawona & the Mariposa Grove' 」
・「Trails of Yosemite Valley」
・「USGS MAP OF YOSEMITE VALLEY」
・「SOUTHWEST HIKING GUIDE TO MOUNT RAINIER NATIONAL PARK」
・「Shaded Relief Hiking Map and Guide GRAND TETON NATIONAL PARK, WYOMING」
Earthwalk Press
・「Zion National Park」
・「Map & Guide to the South Rim Grand Canyon」
・「THE HEART OF THE GRAND CANYON」
NATIONAL GEOGRAPHIC SOCIETY
・「Santa Monica & Ballona watershed 'green map' 」
GREEN MAP SYSTEM
・Yosemite Concession Services
・Regional Information
・Yosemite Association
・Yosemite Fund
・Yosemite Institute
・The Olympic Park Institute
・Washington's National Park Fund
・Northwest Interpretive Association
・Yellowstone Park Foundation
・Yellowstone Association
・Grand Teton National Park Foundation
・Grand Teton Natural History Association
・Zion Natural History Association
・GRAND CANYON ASSOCIATION
自動車協会が編集した地図や宿泊施設ガイドも、エリアごとに発行されていて、
旅行中はぜひ利用したいものです。
Republic of Costa Rica
面積は、四国と九州を合わせたより少し小さいくらいの国だが、
世界の4%、およそ50万種の生き物が生息していると言われる。
例えば鳥の種類だけとってみても、この国だけでカナダやアメリカなど
全北米大陸の数よりも多い。
国土の30%が自然保護区に指定されており、まさにエコツーリズムの先進国。
距離的に近いので、特に北米からの観光客が多く訪れる。
国の面積は小さいが、その中にカリブ海側の湿地と太平洋側の乾燥地、
それと熱帯雨林に多くの火山というバラエティー豊かな自然条件が揃っている。
また、北米と南米というふたつの大陸をつなぐ回廊としての位置にあることが、
それだけ多くの生き物を育む環境となっている。
観光客に人気があるのは、標高およそ600〜1800メートルにある
「雲霧林」と呼ばれる森で、地上から数十mの吊り橋「キャノピーウォーク」を
歩きながら、森の上部から下部までの生態系を観察すること。
森の断面を、これだけの高さからゆっくり歩きながら見られるという視点は、
ほかではなかなか得にくい貴重な体験である。
こうした森には、バショウの仲間に近いオウムバナ科「ヘリコニア」の花が多い。
この仲間は、花粉媒介で「ハチドリ」と深い関係にあり、
鳥のくちばしもそれに合わせて形態を変化させている。
こういう関係になると、どちらかが絶滅でもすると、
自分の方も生存の危機ということになるらしい。
ハチドリは北米から南米の、花の咲く環境なら低地から高地まで
どこにでも適応しながら生息していて、
体長6〜20センチ(小さい!)、体重2〜20グラム(軽い!)の、
飛びながら後方に移動できる唯一の鳥である。
表裏に180度回転する翼のおかげで、ホバリングもお手のもの。
色の美しさといい、小さな体がすごい勢いで飛び回る姿には
惚れ惚れと見とれてしまった。
また、雲霧林では「ケツァール(キヌバネドリ)」の幼鳥、成長のオス・メスも
それぞれ見ることができた。
同じく「ベルバード(カザリドリ科スズドリ属ヒゲドリ)」は、声がとても印象的。
その他、オオハシやツリスドリ、フウキンチョウの仲間などを観察。
鳥以外では、イグアナの仲間、「ノドシロオマキザル」、「ハナジロハナグマ」、
「ハキリアリ」、「ヤドクガエル」、熱帯性のヘビ、
その他たくさんの熱帯チョウをはじめとする昆虫などと出合う。
ハワイイの項目でも紹介しましたが、この本の充実度は群を抜いてます。
難点は価格と、フィールドに持って行くにはちょっと重いかも。
欲しくて手が出せない一冊。
オーストラリア版が出て、いいなあと思っていたら、
ちょうど自分たちが旅行に行く前にこちらも出版になり、
旅の計画と現地での周遊に、大いに役立ちました。
熱帯地域って、この本を見ているだけでワクワクしますね。
折りたたみ式、一枚モノのハンディ動物図鑑。
といっても、これだけ豊富な種類が載っていれば、
日帰りハイキングには十分。防水地に加工されているので、
湿度の高い森歩きでも重宝しました。
© 2005 Yambaru Visitor Centre